おすそわけ

明日香を愛し、守る人々

守人(もりびと)と出会う、旅の記録。

明日香を愛し、守る人々

守人(もりびと)と出会う、
旅の記録。

「おすそわけ」の旅は、明日香村の歴史、積み重なった文化、それらを脈々と継ぐ人たちとの豊かな関わりの中で味わうことができます。ここでは、とある旅人たちが体験した「おすそわけ旅」の一例を、この村を愛し守る人たち「守人(もりびと)※造語」を通したナビゲーションとともにご紹介します。
moribito
Sakota

シルクロードの終着点

日本のはじまりの場所で育てられる
有機れんこん

迫田さん
ココロネFARM れんこん農家
  • #出会う
  • #食材をさがす
迫田さんは明日香村の外からの移住者。有機れんこんの畑や、米粉作り、木こりなど明日香を味わい尽くすワークスタイルを持っています。

この畑がある場所は、約1400年前、都である飛鳥の宮殿があったとされる門の前、つまりシルクロードの終着点にあります。世界中の文化が流れ込み、日本中へと広がっていった場所です。
シルクロードの終着点にある蓮根畑
迫田さんは、高齢になった農家さんからこの畑を受け継ぎ、れんこんを育てています。豊かでありながら、ずっしりと重い泥の中で育ったれんこんは、身がつまり、火を通すとお芋のようにねっとりした食感が味わえます。
重い泥の中で育った蓮根
土地の魅力を話してくれる迫田さん
うれしそうに収穫をし、楽しそうにこの土地の魅力を話してくれる迫田さんは現代のシルクロードの守人(もりびと)のよう。
Nakajima

秘められた明日香へ

森を感じ、奥明日香の神秘的な時間を味わう

中島さん
ゲストハウス「弥栄(やさか)」オーナー
森林インストラクター
  • #一緒に料理をする
  • #食卓を囲う
  • #憩い癒される
明日香の山奥に車を走らせると「奥明日香」と呼ばれる地域があります。

この村で育った中島さんご夫婦がオーナーの「弥栄(やさか)」は、大きな日本家屋をモダンにリノベーションをしたゲストハウス。明日香の道の駅や市場で手に入れた食材を、みんなで一緒に調理をし、大きな一枚板のダイニングで楽しむことができます。
一枚板のダイニングで調理した食材を楽しむ
森の香りを抽出するワークショップ
森林コーディネーターである中島さんが行う森の香りを抽出するワークショップや、斉明天皇が雨乞いをしたと呼ばれる場所への秘密の散歩など、神秘的な空気をまとった地で特別な時間を過ごすことができます。
斉明天皇が雨乞いをしたと呼ばれる秘密の場所
平飼い鶏の卵ごはん
楽しみなのは朝ごはん、中島夫妻が用意してくださる明日香のお米、手作りの糠漬けや小鉢、平飼い鶏の美味しい卵などを味わることができます。この森に宿ったものから、大切なことを思い出させてくれる守人(もりびと)からのおすそわけ。
Nakai

家族の気配がする場所で

シェフ自らが育てた野菜を味わう
美しいイタリアン

中井さん
ミシュラン1つ星
Da terra(ダ テッラ)オーナーシェフ
  • #食材をさがす
  • #食卓を囲う
  • #憩い癒される
中井シェフは明日香村で生まれ育ち、大阪で修行をしこの地でレストランをご夫婦で開業しました。このレストランには、明日香の豊かさと、家族の愛情のようなものが漂っています。心地よいレストラン空間は生まれ育った実家をリノベーションしたもの。
実家をリノベーションした空間
厨房に立つ中井さんご夫婦
両親から受け継いだ畑で育てた野菜を、洗練された技術と感性で料理へと昇華し、奥さまが旅人の食卓へと届ける。目の前の置かれた美しいお皿には、継がれたものの全てがが詰まっています、だから美味しい。
洗練された技術と感性から生まれる料理
ご両親から受け継いだ畑で生き生きと育つ野菜たち
是非、近くにある彩り豊かな畑にも訪れてください。明日香の田畑は歩いて見てまわるだけで、心を軽くする力があります。時間が経てばまた違う味と、積み重なったものに出会わせてくれる守人(もりびと)の家族がここにいます。
Mizutani

私たちが見ている山々は
こんなに美しかったと思い出す時間。

水谷さん
水谷草木染工房代表
森林インストラクター
  • #日本を学ぶ
  • #癒される
明日香村ならではの草木染。明日香法によって守られてきた自然の恵みを感じ取ることができる体験です。
小気味のよいリズムで草木染めの魅力を語ってくれる先生
明日香の山々から採取した草木を、明日香村の美しい水を使い布に染めていきます。その時間の中で、「こうして先人は暮らしを彩っていたのだろうか」と、自然と古代の時間へと想いを巡らせることになります。
想像もしていなかった自然の鮮やかな色に出会う
草木の個性、香りを感じる時間は心地いい
草木を採取し、煮詰める湯気にあたり、香りに包まれていく...。自然と心身は緩み、呼吸が深くなっていくのがわかります。忘れていた時間と感覚を、草木の守人(もりびと)が思い出させてくれます。
Masuda

家族で心をこめたおもてなし

上質で洗練された日本料理を

増田さん
レストラン萩王シェフ
  • #出会う
  • #食卓を囲む
門をくぐり、丁寧に手入れされた日本庭園の先には、まるで映画に出てくるような大きな日本家屋と、女将さんの心からの笑顔がもてなしてくれます。
美しく手入れされた日本庭園が美しい
一歩中に入ると、かつて特別な人々が集まった場所…、と想像が広がる美しく手入れされた空間に惹き込まれます。女将さんが集めたアンティークランプも素敵です。
歴史と物語を感じるインテリア
時間をかけて仕込みをされた味わい
料理メニューは日本の伝統を大切にしながらも、斬新かつ、繊細に作られた日本料理。優しく上質な甘味はパティシエの娘さんから。料理は美味しいのは当たり前、この村に住む人と家族の愛情の深さを感じるとても贅沢な時間です。これからも守るべきは家族、と教えてくれる守人(もりびと)たちがここにいます。
さあ、守人に
会いに行こう。
日本という国がはじまった場所、明日香で、
新しい旅の体験が
待っています。
まずは問い合わせを。
旅行の相談はこちら
stay

明日香村への道

明日香村
各県から明日香村への
アクセス参考
大阪方面からのアクセス
ルート① 電車でのアクセス
関西国際空港 → 天王寺駅
(特急利用 約40分)
ルート② 電車でのアクセス
大阪阿部野橋駅 → 橿原神宮前駅
(特急利用 約35分)
ルート③ 車でのアクセス
南阪奈道路 経由 → 明日香村
(約60分)
京都方面からのアクセス
ルート④ 電車でのアクセス
近鉄京都駅 → 橿原神宮前駅
(特急利用 約55分)
ルート⑤ 車でのアクセス
第二京阪道路 経由 → 明日香村
(約90分)
名古屋方面からのアクセス
ルート⑥ 電車でのアクセス
近鉄名古屋駅 → 橿原神宮前駅
(特急利用 約120分)
ルート⑦ 車でのアクセス
名古屋亀山線/東名阪自動車道 と
名阪国道/国道25号 経由
→ 明日香村(約140分)
高野山方面からのアクセス
ルート⑧ 車でのアクセス
京奈和自動車道/国道24号 経由
→ 明日香村(約 85 分)
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