episode01

1400年の都が足元に、
結界に守られた場所、明日香村。

日本で唯一かもしれません、村の下すべてが遺跡になっている場所は。

1400年前の都に、20cm掘ると触れられる村が、明日香村です。高度成長期、この村が大切にしてきた景色を失ってしまう危機がありました。宅地開発の波が、都市からどんどん近づいてきたのです。そのとき、村の人々の声から生まれたのが「明日香法」。簡単に言うと、この歴史ある村の暮らしと景観を守る法律です。

この法律が生まれた40年前には、村民の中でも賛否がありました。歴史が大切なのは分かる、でも住む人たちの暮らしはどうなるのか。この村に住む人たちは、守りながら、悩み続けてきました。村の人が積み上げてきた葛藤は、時間が経ち、その恩恵を旅人たちが受けることになるのです。

ぜひ、訪れて下さった方は甘樫の丘に登ってみてください。近代都市からまるで「結界」をはられたような明日香村を見ることができます。
episode02

自分たちが食べるから、
美味しいものを作っている。

明日香村は古墳や遺跡で有名ですが、見て欲しいのは食文化です。道の駅には、見たこともないほどの種類の野菜や果物が売られています。実は、この村のほとんどの人たちは、除草剤や農薬などをほとんど使わず、「自分たちが食べたい」野菜を丁寧に作り、売り、暮らしてきました。

買ってもらうためではなく、自分たちが食べたいものを作るから、とても色んな種類の野菜が出来上がるのです。守られた土地、土から丁寧に作られた野菜が美味しいのは当たり前。そのおすそわけを、「道の駅」で旅人が買っていくのです。

悠久の時の中で育まれた
豊かな暮らしを
「おすそわけ」してもらう
明日香村への新しい旅

osusowake
「osusowake(おすそわけ)」は、旅が好きで、ニュートラルな暮らしに関わりたいという大人の方に向けた明日香村の旅の提案です。

作られた観光のような刺激はありません、村の人と同じように食材に関わり、お話をしながら夕飯の準備をし、歴史を村のことを語りながら、食卓を囲う。

「大切なことを思い出す」そんな日々を、この旅で感じて頂けたらと思っています。
旅のコーディネートを相談する

2泊3日の旅の例

11:00
棚田百選に選ばれた日本の原風景を楽しみ明日香村の中心地へ
13:00
石舞台が造られた物語に想いを馳せる
14:00
牽牛子塚古墳に隠された歴史に心を躍らせる
15:00
1400年の時のを経て今も変わらない光景に心を奪われる
16:00
明日香の地に育まれた美味しい食材を見つけ出す
17:00
明日香で生まれた食材を慈しみ村人と一緒に食事を作る
18:00
大地に感謝しこの土地から生まれた恵みをいただく (明日香鍋)
10:00
豊かな農業に触れ美味しい食材の秘密を身をもって知る
11:00
明日香の自然「土と水」の素晴らしさを感じる
13:00
聖徳太子の生まれの寺に訪れ歴史の音に耳をすませる(橘寺)
14:00
静かに自分の心を見つめる贅沢な時間を過ごす(川原寺)
15:00
今もなお漂う1400年前の人と文化の気配を感じる(岡寺)
17:00
悠久の豊かさで心を満たす(古宮遺跡)
10:00
村全体が歴史の上に暮らす空気を吸い込む(高松塚)
12:00
明日香の恵みと人の温かさを感じながら食する((ひもろぎ)
13:00
明日香の書物に触れさらに歴史の深淵へ(ひもろぎ)
16:00
太古の歴史に想いを馳せながら帰路につく(細川の棚田)
stay

「おすそわけ」がおすすめしたい
魅力的な明日香村の宿泊施設

明日香村を知る

一棟貸し古民家宿 弥栄

築250年を超える古民家をフルリノベーションした一棟貸しのお宿です。周囲は山に囲まれた栢森(かやのもり)...
明日香村を知る
一棟貸し古民家宿 弥栄
一棟貸し古民家宿
弥栄
明日香村を知る
築250年を超える古民家をフルリノベーションした一棟貸しのお宿です。

周囲は山に囲まれた栢森(かやのもり)地区のため、自然あふれる都会とは異なる非日常を感じて頂けます。木のぬくもりあふれる古民家には、バーベキュー、焚火、テントサウナ、サイクリング、自炊のための食器類など準備しております。

ご家族、友人グループ、社内研修などプライベートなお時間をじっくりとお楽しみください。
リクエストにより、BBQ食材もしくは鍋料理の食材提供が可能です。宿主はガイドもしている明日香を知り尽くした人で、ホスピタリティ溢れる温かいお宿です。
©Asukamura
文化財に泊まる

ブランシエラヴィラ明日香

史跡「飛鳥寺跡」内、飛鳥坐(あすかにいます)神社参道沿いに所在する明治3年築(築後150余年)の農家形式...
文化財に泊まる
ブランシエラヴィラ明日香
ブランシエラヴィラ
明日香
文化財に泊まる
史跡「飛鳥寺跡」内、飛鳥坐(あすかにいます)神社参道沿いに所在する明治3年築(築後150余年)の農家形式の架構を持つ「整形四間取り在地型町家」の外観・間取りを、できるだけそのままのかたちを残して改修した国の登録有形文化財(建造物)の宿泊施設です。伝統的な建築を活かしつつ、モダンな雰囲気を取り入れた快適な空間がそこにはあります。

中庭や信楽焼大型浴槽のある広々とした趣の異なる客室が二部屋あり、堀こたつもあります。

ご家族、友人とゆったりとした時間を楽しむことができます。宿泊した翌朝などに散歩がてら、近くの甘樫丘展望台にのぼったり、毎週金曜日に開催される明日香ビオマルシェで地のものを楽しむことができます。
©Asukamura
田舎に癒される

明日香のお宿キトラ

令和元年、明日香村のキトラ古墳のすぐそばに 江戸時代後期の古民家をリニューアルしくつろぎの隠れ宿として1...
田舎に癒される
明日香のお宿キトラ
明日香のお宿キトラ
田舎に癒される
令和元年、明日香村のキトラ古墳のすぐそばに 江戸時代後期の古民家をリニューアルしくつろぎの隠れ宿として1日1組限定の宿として創業。
昔ながらの農家の趣をそのままに、門屋より一歩足を踏み入れると懐かしい日本家屋の光景が広が、思わず「ただいま」と言ってしまいそうになります。

燻銀の瓦屋根と真っ白の壁、深い軒先や格子のついた引き戸。母屋の暖簾をくぐれば伝統的な趣の中にも過ごしやすいお宿に設えています。
田舎へ帰ってきたような安らいだ気持ちになり、疲れた心と身体を女将さんの温かい笑顔とおもてなしで癒され、明日香の旬野菜を中心に一緒にお料理をするプランなどを利用して、のんびりと過ごすことができます。
©Asukamura
季節を楽しむ

古都里庵

すこし高台の場所にある1日1組限定誰にも邪魔されず自分たちだけで泊る古民家宿。囲炉裏のある趣のある和室、...
季節を楽しむ
古都里庵
古都里庵
季節を楽しむ
すこし高台の場所にある1日1組限定 誰にも邪魔されず自分たちだけで泊る古民家宿。
囲炉裏のある趣のある和室、美しい日本庭園、大きなヒノキ風呂でゆったりとした時間は日常の忙しさから、ゲストを解放してくれます。

お部屋からは、錦鯉が泳ぐ池のある落ち着いた雰囲気の日本庭園を眺めることができます。
庭の奥には山並みからの日の出を望めるデッキ付の芝生広場でのバーベキューもできます。
春には百年超の桜の大木の下でのお花見や竹林での筍掘り、夏には花火、秋には敷地内の栗林で栗拾いが楽しめるその時その場所でしか体験できない時間を満喫できることでしょう。
©Asukamura
自然に耳澄ます

あすか癒俚の里 森羅塾

明日香村の北西部、雷が捕らえられたという伝説が残る雷(いかづち)地区の田んぼに続く路地奥にある、およそ8...
自然に耳澄ます
あすか癒俚の里 森羅塾
あすか癒俚の里
森羅塾
自然に耳澄ます
明日香村の北西部、雷が捕らえられたという伝説が残る雷(いかづち)地区の田んぼに続く路地奥にある、およそ80年の時を刻んだ古民家をリノベーションした一日一組限定のお宿。

趣のある梁や柱を最大限残したまま、通り庭や縁側を復元し、昔ながらの日本家屋と現代の建築技術の融合により、古きを感じつつも快適に過ごせる空間へと変貌しました。
テレビやオーディオなど、音が出るものを置かず、その代わりに風の音、鳥や虫たちの声に耳を澄まし、「音を消すことで聞こえてくる音」があることへの気づきの時間。
森羅塾のチェックインは朝9時、チェックアウトは翌日16時、最長31時間という滞在時間にゆっくり流れる時間に身を委ねるという心地よさ、これまでになかった旅先での過ごし方が見えてくるはずです。
©Asukamura
家族や仲間と

Asuka no yado

和モダンな内装に、居間には日本画の襖絵「飛鳥四神図像」が飾られています。お庭と縁側付きの小さな隠れ家的一...
家族や仲間と
Asuka no yado
Asuka no yado
家族や仲間と
和モダンな内装に、居間には日本画の襖絵「飛鳥四神図像」が飾られています。お庭と縁側付きの小さな隠れ家的一軒家。

玄関では昭和レトロな型番ガラスがお出迎えしてくれます。建物はフルリノベーションを行い。
足を延ばせるバスタブ付きのゆったりとしたお風呂を完備。ミニキッチンもあり、簡単な調理も行えます。パートナーと、ご家族と、グループとプライベートな時間をくつろぐことができます。古い町並みが美しい岡地区にはカフェなどもあり気軽に散策を楽しめる立地です。
©Asukamura
神秘を味わう

民宿北村

1967年から続いてきた民宿で、民宿の裏は古宮遺跡(伝推古天皇小墾田宮跡)。田植えの頃には美しい夕日の風...
神秘を味わう
民宿北村
民宿北村
神秘を味わう
1967年から続いてきた民宿で、民宿の裏は古宮遺跡(伝推古天皇小墾田宮跡)。

田植えの頃には美しい夕日の風景をめがけてカメラマンが集まります。米や野菜、果物までほとんど自家栽培で、古宮遺跡の周りがうちの田んぼで朝夕のごはんが美味しかったからと、米を買って帰る人も多いとのこと。
また秘伝の飛鳥鍋は泊まった人しか食べられない神秘の味で大人気。明日香と台湾が大好きな陽気なご主人と優しくて明るい奥様がおもてなししてくれます。
©Asukamura
遊び、体験する

民宿吉田平次郎

明日香村が一望できる甘樫丘のすぐ前に民宿を構えています。朝食前に散歩がてら丘に上り、朝日を眺める人も多い...
遊び、体験する
民宿吉田平次郎
民宿吉田平次郎
遊び、体験する
明日香村が一望できる甘樫丘のすぐ前に民宿を構えています。

朝食前に散歩がてら丘に上り、朝日を眺める人も多いとか。裏には綺麗な飛鳥川が流れ、夏には川に降りて遊ぶこともできます。
また、ファミリー向けに竹燈籠作りや流しそうめん、奥飛鳥で川遊びなど様々なアクティビティを取り揃えています。元気な若旦那と気さくな若奥様が営む、楽しくて活気のある民宿です。
©Asukamura
stay

明日香村への道

明日香村
各県から明日香村への
アクセス参考
大阪方面からのアクセス
ルート① 電車でのアクセス
関西国際空港 → 天王寺駅
(特急利用 約40分)
ルート② 電車でのアクセス
大阪阿部野橋駅 → 橿原神宮前駅
(特急利用 約35分)
ルート③ 車でのアクセス
南阪奈道路 経由 → 明日香村
(約60分)
京都方面からのアクセス
ルート④ 電車でのアクセス
近鉄京都駅 → 橿原神宮前駅
(特急利用 約55分)
ルート⑤ 車でのアクセス
第二京阪道路 経由 → 明日香村
(約90分)
名古屋方面からのアクセス
ルート⑥ 電車でのアクセス
近鉄名古屋駅 → 橿原神宮前駅
(特急利用 約120分)
ルート⑦ 車でのアクセス
名古屋亀山線/東名阪自動車道 と
名阪国道/国道25号 経由
→ 明日香村(約140分)
高野山方面からのアクセス
ルート⑧ 車でのアクセス
京奈和自動車道/国道24号 経由
→ 明日香村(約 85 分)
©Asukamura